鎖骨骨折の女性の経過報告です、
鎖骨骨折の女性の経過報告です、
今年の、1月に自転車で転倒し、左鎖骨を骨折した女性がほぼ完治しましたので、ここで経過報告、
受傷時のレントゲンです
骨折部位「内側」がかなり直立しています、出来るだけ骨端を近づけて、最低条件は短縮を治します。
この方は相模原の総合病院を2件回り、手術でなく保存的に治してもらえる病院を探しました、
しかし2件共、手術適応ですので、保存的には治療ができませんと言われました、
患者さんと打ち合わせです、女性で未婚であり、手術は絶対いやで、キズが残るのはもっとイヤ!
そこで患者さんも納得の上で、保存的に私の治療院で頑張ると約束しました。
年令も30代後半ですので、骨もつきにくい事を説明しました、他の部位の骨折では問題ないのですが、
鎖骨に関しては、中々つきにくい事、そしてタバコは絶対にダメと言う事を説明しました、
幸い、この方はタバコを飲まない方でしたので安心です、
今まで多くの鎖骨骨折を治してきましたが、タバコを飲んでいる方は、骨が付かないと言う事を経験上知っていましたので、不安でしたが大丈夫でした、
受傷後2か月目の骨折部位の状態です。
骨折部位に、まだ仮骨が出ていませんので、折れたところは包帯交換時にまだまだ動きます
受傷後3か月目です。
まだまだ仮骨が出てきません、
受傷後4か月目です
受傷後5ケ月目です、かなり仮骨が出てきています
同じく受傷後5か月目で、腕を前方拳上120度でのエックス線です、鎖骨部が中枢と末梢片が一緒に動いているのが解るので骨癒合は完璧だと解ります、
受傷後5か月で骨癒合が完了しました、40歳近い年齢なので、仮関節になる確率が大でしたが、固定法を工夫して完治となりました、患者様も良く頑張りました!