喘息と右膝のオスグッド病の女の子。
喘息と右膝のオスグッド病の女の子。
右膝のオスグッドの痛みで小学生が来院です、問診で、もう三年間も膝が痛いとの事です。
痛みの部位が右足なので、「喘息や気管支が弱くないですか?」
と質問しましたら、生まれつき小児喘息をもっていて、薬を服用していますとの事。
すかさず「食欲がいっぱいあるでしょう!」と聞くと、すごく食べますと返事。
喘息がある子は、すごくご飯を食べるんです、喘息の発作を起こす前には、ごはんごはんと言って、いつもより食べます、痩せの大食いの部類に入るのです。
通常は、子供がごはんをたくさん食べると、親は元気なので安心と思うでしょうが、実際に喘息や循環器系、呼吸器系の弱い方は、調子が悪い時ほど、ごはんを食べます。
喘息の発作や、心臓の弱いひとは、食欲がいつもより多い時には、要注意ですので、体の養生をして下さい。
この子は、喘息をもっていて尚且つ、右膝のオスグッドがあるので、早くこの膝のオスグッドを治してあげないと、喘息の発作が出やすくなります。
喘息の子は、身体のバランス学から見ると、右足に体重をかけづらいとなる統計がでています。
右膝が痛いため、体重が左足に掛かればかかるほど、右足にかかる重心がすくなくなり、呼吸器系が悪くなるのです。
この女の子の場合でも、右股関節の外旋外転度が強いので、体重が掛かりにくくなっていて、難治性のオスグッドがでているのです。
オスグッドは運動量とか無理な運動とかとは、関係なく、バランスの悪い状態で体を使ったのが、原因ですから、股関節のバランスを左右整えれば、自然とオスグッドは改善されてきます。
体操とストレッチを指導しますので、頑張ってくださいね!