鎖骨骨折の女子高生
鎖骨骨折の女子高生
高校のスキー部に在籍中の女性が、スキーで転倒し左鎖骨を骨折して来院されました、
横浜市に在住の方でしたが、当院のホームページをご覧になり、来院されたのでした、
お話を聞いてみると、横浜市にある大病院での診断は、
左鎖骨骨幹部骨折で、骨端が写真のように2,5センチ離れているので手術適応との事で、
母親が藁をもすがる気持ちで、はるばる横浜市から来られたのでした、
鎖骨を外科的に手術をすれば、プレートや針金を入れなければならなくなり、
外見上、とても女の子にとって精神的に負担が多いでしょう、
しっかりと週に2~3回は通う事を前提に治療を引き受けました、
12月の末に来院されましたので、年内は毎日、治療を実施し、骨端の短縮遠位を除去し、
2,5センチある骨端の隙間を出来るだけ除去するために、
毎回、一時間程度、鎖骨整復台に載ってもらい、骨片の正常位回復への今最前の方法と処置を行いました、
鎖骨骨折は固定が難しく、その固定法は色々な治療院でのオリジナル性が一番でます、
当院では、骨を合わせた後に、厚紙副子①を骨折部位に当て
次に厚紙副詞②を肩から胸、背部にかけての大きな副子を当てます
これが当院の特徴の固定の仕方です、
この女子高生もしっかりと整復動作を行い毎回毎回しっかりと固定をします
約2週間後におせわになっております、病院のドクターに、レントゲン撮影を依頼いたしました、それがこの写真です、
根気よく整復動作と窮屈な固定に耐えて、短縮転移が完全に取れ、
骨端の隙間が2,5センチから1,8センチまで縮まりました、
これで手術はしなくて良く、保存的に治療をして回復を待ちます、
お母さんも、娘さんもとても嬉しそうです、しっかりとがんばりましょう、
もう少しですから!